「水槽の立ち上げ」という言葉を聞いたことはありますか?アクアリウム初心者さんはもしかしたら聞いたことがない、という方もいるかもしれませんね。
メダカを飼い始める前の準備として、まずは水槽を立ち上げる必要があります。
道具を揃えて水槽に水を入れ、いきなりメダカを投げ込むのはNGです!
この記事では水槽の立ち上げとは何か?どうすればいいのか、を解説します。
水槽の立ち上げとはバクテリアを定着させること
メダカの糞は有害物質であるアンモニアです。これを餌として食べてくれるバクテリアが水槽内に住み着いていることで、有害物質を無害化し、メダカが元気に生きられる環境を作ってくれます。
これを「生物ろ過」と言います。
バクテリアを水槽内に定着させて、メダカにとって良い環境を作ってあげておくことを「水槽の立ち上げ」と言います。
この作業が非常に大事です!
メダカを水槽に投入するのは、この立ち上げが完了してからです。
理想は人が手を加えない生態系を作ること
本来は人の手を加えなくても生態系のバランスがとれていれば水質は綺麗に保たれます。
ですが、自然界での生態系を水槽内で完全に作り出すことは難しいので、掃除や水替えなどをして、少しだけ手を加えてあげます。
水槽の立ち上げ方
では実際にはどのようにすれば良いのでしょうか。新規水槽を立ち上げる方法は、すでに立ち上がっている水槽の飼育水の有無で少し変わってきます。
すでに立ち上がっている水槽がある場合は簡単で、その水とカルキを抜いた水を使って1週間ほどエアレーションをするだけです。
が、この記事を読んでいる方の大半は、水槽を始めて立ち上げるという方が多いと思いますので、その手順を説明していきます。
④カルキを抜いた水を入れるか、水を入れてから中和剤を入れてバクテリア剤を投入する
⑦メダカを入れる
バクテリアが定着したかどうかは目に見えないのでわかりづらいですが、最低でも1週間ほど空焚きするようにしましょう。バクテリア剤を入れない場合は約3週間以上が目安となります。
また、立ち上げたばかりの水槽はまだバクテリアが少ないので、最初に入れるメダカの数も少なめにしましょう。
メダカを入れて約1か月ほどすると、水槽内の水質が安定してくるので、メダカの数を増やしたい場合は徐々に増やしていってくださいね。
まとめ
水槽の立ち上げとは、水槽内にバクテリアを定着させてろ過サイクルを作り、メダカが快適に過ごせる水作りをすることです。
水槽のレイアウトをしてカルキを抜いた水を入れたら、フィルターなどの機材を設置して1週間ほど空焚きしてください。
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