メダカを購入したらすぐに水槽に入れてみたい気持ちになると思いますが、まずは「水合わせ」という作業を行ってからメダカを入れるようにしましょう。
これを怠るとメダカがパニックになったり最悪の場合死んでしまうことも‥
水合わせとは
メダカの購入先の環境から新しい環境に引っ越す際に、新しい環境にメダカをなじませてあげることが必要になります。
いきなり水温や水質が異なる環境に投げ込まれたらメダカがビックリしてしまうので、徐々に新しい環境に慣れさせてあげる作業のことを水合わせと言います。
メダカは比較的環境の変化に強いので、水合わせをしないといけない、という訳でもないのですが、絶対に大丈夫とも言い切れないので、特に初心者の方はこの作業を怠らずにメダカのお引越しをしてあげてくださいね。
水合わせのやり方
水合わせの手順は以下の通りです。
①購入した袋のまま新しい飼育容器の水に浮かべる
②袋の口を開けて少し水を捨て、飼育容器の水を少し入れる
③30分ほどおいて②の作業を2～3回繰り返す
④メダカを新しい飼育水の中に移す
これだけです。やり方は簡単ですが少し時間がかかります。
①はメダカを新しい飼育水の水温に慣れさせてあげるためです。人間も同じで、いきなり寒いところや暑いところに行くと風邪をひくなど体調を壊しがちですよね。
メダカに限らず、魚は水温に敏感で、水温が変わるとストレスを感じてしまいます。
②③は新しい水質にメダカを慣れさせるために少しずつ水を入れ替えます。まずはじめに袋の水を4分の1程度捨てて、飼育水を入れます。この際、袋の中の水は飼育水に流さず捨てるようにしてください。
※万が一病原菌などが混入していれば弱い個体が発病して水槽内に蔓延する、ということもあり得ます。
この状態で30分ほど様子を見て、メダカが落ち着いているようであればさらに水を入れ替えてまた様子を見ます。
メダカがパニックの時は暴れまわっているのですぐわかると思います。
④最終的にメダカをすくって飼育水に投入してください。
新しい環境に移した日は餌をあげなくても良い
環境を変えたばかりのメダカにすぐに餌をあげる必要はありません。
多少は食べなくてもメダカは大丈夫なので、様子を見ながら翌日から少しずつ餌をあげましょう。
特に水槽を立ち上げたばかりだとろ過能力も低い状態ですし、餌の食べ残しや糞などですぐに水質が悪化してしまいます。
また、メダカが消化不良を起こして体調を崩す可能性もあるので、あげすぎるよりは少しすくないくらいの方が良いでしょう。
体調不良をおこしていると糞が白くて糸状になるのですぐわかるはずです。
まとめ
購入してきたばかりのメダカをいきなり水槽に投げ込むのはNGです。
水合わせという作業を行って、メダカになるべくストレスを与えず元気に育ってもらいましょう。
また、すぐに餌をあげなくても大丈夫なので、様子を見ながら少しずつ与えてください。
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