無事卵が孵化したら稚魚を育てましょう!生まれたての稚魚は針子と呼ばれ、肉眼では目をこらさないと見えづらいほどの大きさです。
これがどんどん成長していく様はメダカ飼育の醍醐味ともいえるのではないでしょうか。
しかしながら生まれてから2週間の間に死んでしまうことも多く、この期間の生存率を上げることが爆増へのカギとなります!
卵の孵化のさせ方はコチラの記事を参照してください↓↓
生後2週間までに気を付けるポイント
メダカの赤ちゃんは「針子」といわれ、ちょっとした変化にも敏感です。生まれてから2週間を乗り切れれば、ほとんどがそのまま成魚へと成長するはずです。
メダカで副業をする場合、高く売れる成魚へと成長させられるかどうかが利益につながってくるので、かなり大事なところとなります。
針子の生存率を上げてたくさん成魚へと成長させてくださいね♪
生まれた時の水質で育てる
生まれてからいきなり水質が変化することは針子にとって危険です。
卵を孵化させる際に、水道水やメチレンブルー溶液で管理していると思いますが、生まれてから飼育容器に移すのではなく、生まれる直前くらいに針子を飼育する予定の容器にうつすようにしましょう。
そのままそこで育てれば水質が変わらないので針子に負担がかかりません。
エアレーションやろ過器は必要ない
針子を育てるのにエアレーションやろ過器は必要ありません。針子が吸いこまれたりはさまったりと事故が起こる可能性があります。
そのため急激に水質が悪化したり酸素不足にならないように、過密飼育はさけて大きめの容器で飼育しましょう。
水替えはほとんど必要ない
水質が変化してしまうため過度な水替えは厳禁です。というより、水替えをしないのが理想です。
エアレーションやろ過器は危険なので、それらがなくても水替えしなくてすむように大きめの容器での飼育が良いです。その方が成長スピードも早いです。
とはいえ、水が汚れているのに水換えしないのはよくないので、油膜が張っていたり水が臭い、など感じたら少しずつ水換えをするようにしてください。
太陽光が大事
太陽光に当たって育った方が、針子の成長スピードも早く丈夫に育つ傾向にあります。人間と同じで日光に当たることが元気の源なので、太陽光が当たる場所に容器を設置してあげましょう。
が、その際は急激な水温の変化に注意です。大きめの容器で飼育していれば、急激に水温が変化することがないので、その点でも大きめの容器での飼育がおススメです。
生まれて3日ほどは餌をあげなくても良い?
生まれたての針子はおなかにヨークサックという養分が入った袋を持っています。生まれてから2~3日はこの養分だけで生きられるので、エサは必要ないと言われています。
が、我が家では生まれた翌日から餌をあげています。ヨークサックがあっても餌を食べますし、その方が成長スピードも早いです。
食べなかった餌は水質の悪化につながるのでスポイトで回収します。
稚魚用のエサを与える
針子に与える餌はベビー用の粉末タイプの人口餌です。成魚用のものをすりつぶしてあげても良いです。
針子の死因の大半は餓死と言われている
針子の死因は大半が餓死だと言われています。小さいわりに食欲旺盛なんです。
針子へは食べきれる量のエサを1日5回程度にわけて与えるのが理想です。メダカは胃がないので1度にたくさん与えてはいけません。
仕事がある方には現実的に無理なので、生餌や水草を入れておくのがおススメです。
生餌としてゾウリムシを与えよう
生餌を入れておくと針子が好きなタイミングで食べられるので、餓死することはほとんどないでしょう。仕事に行く前にゾウリムシを与えておけば安心です。
針子が食べられる大きさの生餌は「ゾウリムシ」です。ミジンコは成魚用になります。
最初は種水を購入し、培養しておけば餌代も安くつきます。はじめての方でも簡単に培養できますが、臭いので注意です!
生餌は必ずしも必要ではありませんが、ゾウリムシを投入すると針子がザワつくのがわかるくらい喜んで食べますよ。
うまく育たない場合はグリーンウォータ―で育ててみる
色々気を付けているはずなのにうまく育たない‥という方はグリーンウォータ―を使ってみましょう。
グリーンウォータ―とは植物プランクトンが発生して緑色になった水のことです。販売もしていますし、日照時間が長い夏なら自宅でも簡単に作れます。
すでにプランクトンが発生している環境なので、餌がなくて針子が餓死してしまうことがなくなります。
親水槽にサテライト設置が簡単
親と同じ水槽に稚魚用のスペースを作ってあげて飼育する方法もあります。
飼育数の少ないはじめのうちはお手軽で楽です。親水槽ではエアレーションとろ過機を回しており、水量もあるので、水質の急激な変化も起こらず針子の生存率も高いです。
冬場の稚魚の育て方
針子を育てる理想の水温は約25度です。
そのため、冬に稚魚を育てる場合はヒーターが必要となりますが、ヒーターを使う場合は必然的にエアレーションも必要になります。
しかしながら前述のとおりこれらの器具は事故の原因となるので非推奨です。
ではどうすれば良いのか?
この問題はサテライトで解決です。ヒーターを入れた親水槽の一部を使って稚魚を育てましょう。
暖房を入れた室内でも飼育可能ですが、水温の低下には注意です。
まとめ
生まれてから約2~3週間くらいまでの針子と呼ばれるメダカの赤ちゃんの期間を乗り越えれば、そのほとんどが成魚へと成長していきます。
できるだけ水替えをすることなく、水質が急激に変化しない大きめの容器で飼育するようにしてください。
太陽光をしっかり浴びさせて餌を小分けにして与え続ければすぐに成長して大人のメダカと同じ姿へと変わっていきます。
稚魚の育て方の注意点を参考に、自分に合った方法を模索してくださいね♪
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