メダカで副業を始めるためには、まず最低限のアイテムを揃えなければなりません。
メダカを飼うのは簡単で、容器は何でも良いし、エアレーションもろ過器もいらないんじゃないの?とお思いかもしれませんが、これは正しくもあり間違いでもあります。
というのは、ただ単純に数匹のメダカを飼う場合と、繁殖させたい場合など、目的によって最適な飼育環境が異なるからです。
室内か外飼いか、時期によっても必要なアイテムは変わるんですよ。
メダカの飼い方を調べると、このあたりの情報が交錯して、初心者さんは結局どうすれば良いのか混乱するのではないでしょうか。
という訳でこの記事では、メダカの養殖販売をするにあたり必要な道具をご紹介していきます。
最終的に何を選んだら良いかわからないよー!という方は、具体的な商品も掲載しておきますので、全部真似してくだされば大丈夫です!
①飼育容器
基本的にメダカを飼育する容器は何でも良いと言われていますが、メダカ初心者さんにはガラス水槽が最もおススメです。
ある程度の大きさの水槽で、日中は太陽光が入る明るい場所に水槽を設置するのがベストです。
アクリル水槽は太陽光が当たると劣化しやすいので、必ずガラス水槽を選びましょう。
※直射日光が当たる場所に水槽を置く場合は、水温の急上昇やコケの発生には気を付けてください
初心者さんはまずは室内水槽飼いがおススメ
メダカは屋外で太陽光を存分に浴びさせて育てた方が健康的に丈夫に育ちます。
屋外で飼う場合、容器は発泡スチロールでできたものや、トロ舟と言われるケースで良いので、初期費用はかなり安く済みます。
が、この方法はあまり初心者向きとは言えません。
屋外トロ舟飼育のデメリットは、メダカを横から観察することが出来ないことです。
メダカを横から見ることができないと、雌雄の判別が難しく、病気や異変にも気付きにくくなります。
まずは少ない数を水槽飼育からはじめて、慣れてきたり数が増えてきたら屋外飼育に切り替えることをお勧めします。
はじめのうちはとにかくしっかり観察することが大事です。
飼育容器の大きさの目安は1匹あたり1リットル
メダカを飼う容器の大きさは、1匹あたり1リットルが目安と言われています。つまり、10匹飼うのであれば、最低でも10リットル以上入る容器を用意しましょう。
ただし、あまり小さすぎる容器はおすすめできません。というのは、水量が少ないと水質や水温が急激に変化しやすく、メダカが一気に全滅した‥なんてことになりかねません。
特に、他に水生生物を飼育しておらず、初めて水槽を立ち上げる場合は注意が必要です。過密飼育にならないように、数に対してかなり余裕のある水槽で飼育するようこころがけてください。
メダカに水深はそんなに必要ないので、ゆったり出来てコンパクトで場所もとらず、水量が入る30㎝キューブ型の水槽がおススメです。まずはこの水槽で2~3ペアの飼育からはじめてみましょう。
②照明
飼育するだけなら必ずしも必要ではありませんが、室内飼いで繁殖を目指すとなると照明は必須です。
メダカが産卵する条件として、日照時間が12~13時間は必要だからです。
照明には蛍光灯やLEDなどの種類がありますが、電気代が安く電球の交換などの手間のないLEDタイプがおススメです。
インテリアにこだわるのであれば、下記のようなものがスマートでおしゃれですが、値段は少し高くなります。
そこまでこだわりのない方や、安く済ませたいのであれば、下記のものがおススメです。
ライトを青⇔白に切り替えたり、同時点灯もできるので、コスパはかなり良いです。私はこのテトラのミニライトを30㎝水槽にとりつけて使っています。
③ろ過装置
ろ過装置とは水槽内を綺麗に保つためのもので、様々な種類がありますが、メダカ水槽では水流が弱く、酸素供給も出来るものがおススメです。以下のタイプがメダカ水槽でよく使われるものになります。
- 投げ込み式フィルター
- スポンジフィルター
- 外掛け式フィルター
- 底面式フィルター
どれを選ぶかは飼育容器の多きさや好みなどにもより異なりますが、私は見た目がスッキリかつ静かで安価な底面式フィルターを使っています。
④水温計
メダカの繁殖には25度以上必要なので、水温計を用意しましょう。
見やすいのはデジタルですが、昔ながらのアナログでも十分です。百均にも売っていますが、ネットで安くてスマートなものがたくさん売られているので、他のものと一緒に購入すると良いでしょう。
私は水槽の外に貼れて、落ちないのでシールタイプのものを使っています。
⑤メダカのエサ
メダカのエサは人工餌が一般的ですが、おやつとしてミジンコなどの生餌をあげると喜びます。初心者の方はまずは人工餌を用意しておけば大丈夫です。
水質を汚さないために、水に沈みにくいものがおススメです。
我が家では食いつきが抜群に良いので、基本的にコレを使っています↓↓
ここからは、あった方が良いもの、百均でも揃えられるものをご紹介していきます。
⑥ヒーター
ヒーターは冬でも繁殖をさせたい場合に必要です。メダカは水温が低くても生きられますが、産卵の条件は23度以上だと言われています。
メダカ用のヒーターとして、18度固定の省エネヒーターなども売られていますが、冬でも産卵をさせたい、稚魚を育てたい、という場合は温度を調節できるものか、25度以上に固定できるタイプがおススメです。
※ヒーターを使う場合はエアレーションを用いて水を撹拌させることが必要です。
意外にも?ヒーターは消耗品(交換目安は約1年)なので、私はコスパ重視でコレを使っています↓↓
⑦エアポンプ
外掛け式フィルター以外のろ過装置を使う場合に必要となります。
ろ過装置と接続するために別途にチューブも必要です。
水槽より上にエアポンプを設置できない方は逆止弁も必要です。
⑧水草
水草はインテリアとして、また、メダカの隠れ家、水槽内のお掃除屋さん、産卵床としてなどの役割を果たしてくれます。
メダカ水槽と相性が良く、初心者さんにおススメの水草は、アナカリスorマツモです。
⑨底床
底床はなくてもメダカの飼育は可能ですが、あった方が水槽内の水質バランスを整えやすくメダカに適した環境にしやすいです。
おすすめは「大磯砂」または「メダカ用ソイル」です。
大磯砂は半永久的に使えるのでコスパ抜群で、底面フィルターとの相性が良いので、私はこの組み合わせで使っています。
ソイルは栄養があるので繁殖には適していますが、適宜交換が必要になります。
⑩水質検査試験紙
メダカは適応能力が高い魚なので、そこまで神経質になる必要はありませんが、備えておくと安心です。コストを抑えたい方はpHだけでもチェックするようにしましょう。
⑪バクテリア剤
水槽の立ち上げを早く行うために必要です。なくても良いものですが、メダカをお迎えするまでに時間がかかるので、副業を少しでも早くはじめたい方は投資してください。
⑫カルキ抜き
メダカを飼う水には、カルキ抜きをした水道水を使います。水を汲み置きしておけば必要ありませんが、用意しておけば安心です。百均にも売られています。
⑬水換えホース
水換えの際に使います。自動のものや、床石掃除をしやすいものなど様々あります。百均にも売られているので、まずはそれを使ってみてからどのタイプが自分に必要かを考えれば良いと思います。
⑭スポイト
水槽内の卵回収や、ゴミを吸い取ったりするのに使います。大きいスポイトも小さいスポイトも百均で売られています。
⑮産卵床
メダカが卵を産む場所になります。水草にも産み付けますが、人口の産卵床を入れておくと回収が簡単です。
⑯魚用の網
メダカを捕まえるのに使います。百均でも売られています。
⑰スクリーン
メダカには保護色機能があるので、黒い色の容器で飼った方が良い品種と、白い色の容器で飼った方が良い品種があります。
黒い容器で飼った方が良いメダカを屋内水槽で飼う時には、黒いスクリーンを張るなどしてあげましょう。それ用の水槽や、用品も販売されていますが、画用紙などを張り付けるだけでも簡単に出来ますよ。
⑱バケツ
百均でも売られています。水替えや緊急隔離用として2~3個あると便利です。
⑲水槽台
水槽は水を入れるとかなり重たくなるので、耐荷重に注意して用意してください。
⑳水槽トリミングセット
あると便利です。産卵床の引き上げや水草の手入れ、床砂ならしなどに使います。
私がはじめに立ち上げた水槽の完成形
私がメダカで副業を始めるためにまず立ち上げた水槽がコチラです↓↓
- 水槽(レグラス 30㎝キューブ水槽)
- 照明(テトラ LEDミニライト LED−MINI)
- 底面式フィルター(ニッソー バイオフィルター30)
- 水温系(水作 貼るテンプ M)
- ヒーター(テトラ 26℃ミニヒーター)
- エアレーションセット(水作 水心 SSPP-3S+エアチューブ+逆流防止弁+キスゴム+エアストーン)
- 水草(アナカリス)
- 底床(大磯砂)
- スクリーン(ダイソー カラーボード) ※背面にのみ貼りつけています
- 産卵床(卵を産み始めたら入れれば良いです)
考えるのめんどくさーい!という方は全部マネしてくれればOKです!笑
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